**cinema review**

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クルシメさん


■題名■クルシメさん 1997年【日】
■監督■井口昇
■出演■新井亜樹 唯野美歩子 松梨智子 田中由香 田中芳幸 井口昇

「恋する幼虫」の前身にあたる井口監督の自主制作映画。

井口監督については、
一般映画作品か、松尾スズキ関連しか知らない。
そのせいか、スカトロ系やレズ系のAV監督作品について、
どんななの??って興味が少し・・ある。
でも、それはあくまでも興味で、実際に観たいとは・・・あまり思わなない。
恐らく、女優さんの顔や口のアップが多用されていて、
コンプレックスを踏みつけにされるような、屈辱シーンや、
突然何が勃発するやら、想像もつかない設定と会話の連続なんだろうなぁ・・
なんて、勝手に想像してしまう。
だって、井口昇監督の映画って、そんなのばかりだから。
それが、味なわけだけど。
あまりにも・・・フェチ臭が強すぎて、
そんなに閉じてていいのか?って思うけど、
俳優やったり、映画作ったりする人が、本当に閉じているはずもなく・・・
ある意味、すご~い異色な監督が出現したもんだ。と、驚かされるばかりだ。
次は何をするのか、何を撮るのか、
撮った映画がどんなモノになるのか、予測不可能。。
なんとなく・・・ふと思い出して気になるタイプの監督さんだと思う。
独特な雰囲気ながら、どこか奇妙なレズ風味が漂う映画。
こんな変テコリンな映画は、滅多にお目にかかれない。
男性監督がよ~く撮る男性主観レズ臭が漂う映画とは、
完全に一線を画している異色の怪物的なSM「レズ」映画。

主人公の女性は、自分に優しくしてくれる人を、
発作的にどうしても傷つけずにはいられない性癖を持ち悩んでいる。
何度も何度も、周囲を傷つけては反省する・・を繰り返し、
もう、誰とも親しくならないと心に決めていた彼女の仕事場に、
特殊なコンプレックスを抱える、可愛い女の子がやってきて・・・

その後、2人は親しくなるのだけど、
当然のことながら、主人公の女性は、そのコを傷つけてしまう。
その結果、唐突に「キス」をして、目出度し、メデタシ・・・
ってなラストで映画は終わる。
次に何が起こるか予想がつかない展開に、唖然としながらも、
オドオドした会話の雰囲気に、ついつい惹きこまれる奇妙な映画なので、
感動や興奮なんて無縁なのだが、それが・・・とてもオモシロイ。

こんな風に、何と表現していいのかわからない、
暗くほんわかしたネガティブな会話や雰囲気を表現しながらも、
それとは裏腹の唐突で意地悪な悪意を、映像化できる井口監督って、
ある意味・・・天才的なのかも。

監督の趣味じゃないだろうけど、
映画の主人公が男性同士だったら、もっと・・・面白かったかも。
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