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音楽
音楽


増村保造

■題名■音楽 1972年【日】
■監督■増村保造
■出演■
黒沢のり子 細川俊之 高橋長英 森次浩司 三谷昇 松川勉 森秋子
藤田みどり

原作はナント!三島由紀夫。
すご~く風変わりな物語だ。
しかも近親相姦のお話だから、地上波じゃ絶対に見れない。
仮に放送されたとしたって、
放送禁止用語連発だから、殆ど意味不明になる。

主演の女優さんは、ヨーロッパの女優みたいに、
冒頭から脱ぎまくってるし、
脚本のテンションがずーっと高いままだから、
変だ、変だと感じながらも、それが楽しい。
今の日本には無いテイストが新鮮で、
強引に観客を引っ張る押しの強い演出に、ただ唖然となる。
とにかく、すご~く面白いけど、奇妙な映画。
三島由紀夫はすごいな。こんな物語を書くなんて。

美しい女性が精神科へやってきて、音楽が聞こえないと言う。
彼女は、全然、音楽が聞こえないし、
恋人と抱き合っても、何も感じられないことが悩みで、
それを治したいからと、精神科医(細川俊之)のもとへやってきた。
いつも情緒不安定で、認知と思考が歪んでいる彼女は、
治したいといいながら、恋人を傷つけ、
誰かれとなく挑発する行動をとり、トラブルばかり巻き起こす。
どうやらその原因は、彼女と兄との関係にありそうだ・・・
となれば、それはすごいタブーなわけだし、大事なわけだし、
トラウマも物凄いわけで、本来なら、もっと重い映画になる所だけど、
この監督はそうじゃない。
不感症の理由付けに、近親相姦というタブーを利用しているだけで、
エッチな関係の兄と妹が、どうなって一線を越えたのか??を描きたい為に、
延々、兄と妹が・・・を映画の肴にしてるだけ。
近親相姦?それがなんだっ!不感症を治したいだろっ!
って感じだからぶっ飛ぶ。
アンタが不感症なのは、お兄さんの子供を産みたいからだろ??
でも、もう兄さんには子供がいる。
だから、もーいいじゃないか~!!近親相姦のコトは!ね?
で一件落着。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
そんな~っ!?それだけで、そんなのでいいの???だけど、
増村保造的には、近親相姦より、
強引に不感症が治った!!バンザ~イ!!が大きいのだ。
天才バカボンのパパみたいに、これでイィ~のだ☆で全部問題解決。
え??えっ~???そんな展開なの??の連発で、
こんなに先が読めない映画は珍しい。
こんな無茶苦茶な物語を三島由紀夫が書いたなんてすごいな。
もしかして・・・・
近親相姦というタブーは、同性愛のメタファーなのか??
う~ん・・・・バカな私にはわからない。。。
監督がすごいのか、三島由紀夫がすごいのか?だけど、
この映画のテンションの高さには、とにかく驚くばかりだ。

後から調べてみたら、この監督さんは、
「赤い衝撃」「赤い激突」の演出や、
「スチュワーデス物語」「少女に何が起こったか」の脚本を書いている。
・・・・そりゃ、テンション高くて当り前か。
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