**cinema review**

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ドッグヴィル


■原題■DOGVILLE 2003年 【デンマーク】
■監督■ラース・フォン・トリアー
■出演■
ニコール・キッドマン ポール・ベタニー クロエ・セヴィニー
ローレン・バコール ベン・ギャザラ ジェームズ・カーン ウド・キア 

この監督さんの映画は神経が疲れる。。。
ニコール・キッドマンは、本当にすごい女優だと思った。
アカデミー賞をとった「つけ鼻」映画より、こっちの演技のほうスゴイ。
ラース・フォン・トリアーは、誰かを愛したり、信じたりして、何度も裏切られた経験があるのかな。
人間不信になるような映画ばかり撮る監督さんである。

この映画の出てくる「犬の村」ドッグヴィルは、アメリカがメタファーなのだろうか。
私にはそんな風に思えた。
外の世界から隔絶されている村。
信心深く、素朴な村人だが、一皮剥けば、独善の塊で身勝手なドグマを振りかざしながら、
被害者ぶって、残酷な虐めをしながら、善人ぶる・・・
のどかな村人は、全員、神経症者の群れなのだ。

彼等はよそ者の女に対して、最初は優しいが、すぐ本性を露わにし、勝手な理想を押し付ける。
女は、彼等の為に・・・と、無理難題を我慢する。
もう、これ以上アリエナイって位、虐げられてボロボロになる。

女が唯一、村で信じていた男(ポール・ベタニー)までが、最終的に裏切った時、
「人類を救済したい・・」というような壮大な夢を持ったいた筈の女の本性が明らかになる。
彼女も、神経症者の村人と同じ位に、病んでいたのだ。

要するにこの映画は、たった一人の美しい女性に、
寄ってたかって、ネチネチした残酷な虐めを延々とした挙句、
最後は皆、独善的な悪人でした~チャンチャン~♪みたいな映画だってこと。
神経が疲れてヘトヘトになってしまう。

教訓は、神経症的自己中心性は誰も幸せにしない。ってことか?
そんなことを、延々とネチネチ撮った監督・・・彼の人生には何があったのだろうか。
こんな映画ばっか続けて撮ってて、大丈夫だろうか??
余計なお世話ながら、心配する。
私は、この監督が自殺しても驚かないねー

もう1つの教訓。ラース・フォン・トリアーの映画は、落ち込んでいる時は、観てはいけない。。。。!
気持ちに余裕がある時に、観ましょう~
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Comment

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ramiさん、はじめまして。
kill time cinemaっていいですね。
ブログへのコメント、ありがとうございます。
「神経症者の群れ」というのは鋭い指摘。閉塞した共同体(ムラ社会)はそうなりがちってことですよね。それがラース・フォン・トリアーの「アメリカ論」とどう結びつくのか、まだよく分からないのですが。まあ、普遍性のあるテーマではあったなあと思います。あのラストは、「そう来たか~!」という衝撃。ヘトヘトの上に、さらに石落とすみたいなのが、ラースの手法ですからねえ。
國貞陽一 | URL | 2005/05/09/Mon 04:41[EDIT]
トラバックありがとうございました☆

國貞さんのブログは、無駄の無い文章で、
深くて、惹き込まれました。
ラースの次回作・・・楽しみですね。



rami | URL | 2005/05/09/Mon 04:43[EDIT]
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生贄と権力の映画、神のように傲慢な『ドッグヴィル』
(これは批評ではありません)ラース・フォン・トリアー(1956~)は、「イディオッツ」を見逃しているが、それ以外はほとんど観ている。最初に観たのは「キングダム」シリーズで、これにハマッたものだから、「エレメント・オブ・クライム」(ダークな映像で、これがい  [続きを読む]
EXIT2005 2005/05/08/Sun 23:12
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