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LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ
LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ [DVD]LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ [DVD]
(2007/05/04)
吉井怜今宿麻美

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■題名■LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ 2006年【日】
■原作■やまじえびね
■監督■川野浩司
■出演■吉井怜/今宿麻美/高橋一生/石田衣良/

ゲイリブの教科書のような映画。
日本にはこういう映画は少ないから、若い同性愛者が観るには教育的にイイと思う。

だけど、映画としてみると深みが無い。
物語が浅いというか、ゲイリブ的予定調和というか、余りにもハッピーに展開するので、
「あー、やっぱりそうくるか」「世の中そんなに甘くないよ」って感じで興醒めなのだ。

巷に溢れる異性愛者が悦ぶ
偏見まみれのレズビアンとは一味違うハッピーなレズ映画を作ろう!
という製作者の気合いは伝わってくるが、
「これがLGBTの理想形ですわよ!」というような押しつけがましさが、
私には少々ウザかった。

原作がコミックだから?なのかもしれないけど、全てが「おとぎ話」のよう。
台詞は気恥ずかしさを感じるほど陳腐に感じられた。
こういうリアルさに欠ける映画に易々と感化される同性愛者って…いるのだろうか。

しかしよく考えてみたら、
日本映画で日陰の存在としてネガティブに描かれることが多い同性愛に対して、
「もっとポジティブになりましょう!」「堂々としましょう!」というメッセージは正当だ。
やたら「カムアウト」を推奨している処をみると、
若い世代の同性愛者を元気づけ、啓発・啓蒙する意図があるのだろう。

私にはどうしようもなくご都合主義で薄っぺらに思える脚本構成・台詞でも、
同性愛は恥じゃない、隠す必要はない、自分の性的嗜好を肯定し自分を愛しましょう♪
というポジティブなメッセージに主眼を置く同性愛者の観客からすれば、
同性愛に肯定的♪というだけで、元気が貰える素晴らしい映画!となるのかもしれない。

従って、
レズというか、同性愛というか、愛し合う2人って、もっとドロドロしてるんじゃ…?
人間って、世の中って、もっと複雑なんじゃ…?
ってな人には向かない映画だ。

若いレズビアンカップルを演じた2人の女優さんは、
父親を演じた小説家・石田衣良の数倍マシとはいえ、台詞が棒読みなのが残念だったが、
日本の若手女優にしては珍しく身体を張ってトップレスのラブシーンをこなし頑張っていた。
ヌードになることをやたら拡大解釈して大騒ぎする最近の日本の芸能界で、
こういう役をこなすのは、かなり勇気が必要だったと思う。
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